いよいよスタート! ~相続土地国庫帰属制度~

1 どんな制度なの? 

  相続した土地が所有者不明土地の予備軍となっている現状を踏まえ、

  その発生予防の観点から、

  相続した土地を手放して国に引き取ってもらうという新しく創られた制度です


2 誰でも申請できるの?

  相続や遺贈によって土地の所有権を取得した相続人であれば、原則申請可能です

  制度の開始前に土地を相続した方でも申請することができますが、

  売買等によって土地を取得した方や法人は対象外です


3 どこに申請するの? 

  申請窓口は、帰属する土地を管轄する法務局です


4 どんな土地でも引き取ってくれるの?

  一定の要件をクリアした土地でなければなりません

  例えば、建物がある土地、土壌汚染のある土地、担保権や使用収益権が設定されている土地は、

  そもそも申請すらできません

  また、勾配30度以上かつ高さ5メートル以上の崖がある土地や土砂崩落などの

  災害発生防止措置が必要な土地も対象外です


5 費用はどのくらいかかるの?

  審査手数料と負担金が必要です

  負担金は原則20万円となっていますが、多数の例外があります

  住宅街の宅地、優良農地や山林については、面積に応じて金額が決まります

  具体的な算定方法は、法務省HPに詳細が掲載されていますので、参照ください


ハードル高そうな相続土地国庫帰属制度ですが、いよいよ4月27日にスタートします

制度の利用を検討される方は、専門家や法務局にてご相談下さい


 

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